「それでねー!だいごりんがねー!」 朝の学校。クラスの友達、 幸の話しに耳を傾ける。 「はよーごさいまーす…」 ピクッと、耳が反応するのがわかる。 幸の後ろから、今登校してきたばかりのゆぅが見えた。 あ……寝癖。 思わず、頬が緩む。 「もー!寧々たん聞いてる?」