私は翔と日向の方へ向き直る。 『助けてくれてありがとう。』 「別にお前らのためじゃねーし。鬱陶しかったから。」 そう言って顔をそらす翔 全く、素直じゃないなぁ そうだ、美月…! 私はそこで美月の存在を思い出す。 確か美月も日向に助けられて…… 『みつ…』 と声をかけようとして私は言葉を詰まらせる。 だって美月が蹲っていたから。 『どうしたの?!体調悪いの?』 慌てて近寄り背中をさすると美月は顔を下に向けたままボソリと呟いた。 「日向が…私を…うっ、思い出しただけで吐きそう。」 え…