その人を合図にするように来ていた他の男の子も私と美月の周りに集まりだしていた。
「なになにこの子たち1年?」
「へぇー。結構可愛いじゃん。
どこ中?名前なんて言うの?」
ニヤニヤしながら覗きこまれ私は怖くて下を向く。
『あ、あの…』
隣の美月も同じように絡まれていて美月は美月ですごく冷めた態度を取っていたから
逆に場を盛り上げてしまっていた。
「可愛い系とクール系。最高じゃん。
なぁ2人ともうちのテニス部にくれよ。」
今度はテニス?
「いや、野球部マネージャー不足してるんだよ、野球部に譲れよ。」
野球?!
うわぁぁぁ…!!どうなってるの?
しまいには
「ねぇ彼氏いるの??
部活終わった後どっか寄ってかない?」
全然部活と関係ない話になっていて。
その時
_ピーッ!と鳴り響く笛の音
「10分休憩!!」
た、助かった?