「じゃあ立花、たつ…1年間よろしくな。」

っという声でハッと目が覚める。



たつ?

それって結衣じゃないよね?

手あげてないし……


でもたつから始まる苗字なんて私しかいない


嫌な予感。





「お、達海起きたか!
お前と立花 翔には今日から1年間委員長をしてもらうことにした。
朝の遅刻といいこの時間の態度といいなかなかやるじゃないか。」



やっぱり!!!

嘘でしょ、しかも翔となんて!




寝オチしてたの反省するからちょっと待ってください!



『「お断りします!!」』


『え…』「…何で」


このタイミングで前の人と声がハモった。


周りからくすくすと笑いが起きる。



「お、息もぴったりじゃないか!!
じゃあよろしく頼むな!」


『え、あの…ちょっとま…』



私の声は届かず先生は笑顔でそれだけ言い残して教室を出て行ってしまった。