千鶴
もう、朝?

時計を見ると午前4時だった

千鶴
4時か・・・外走ってこようかな
でも、また昨日のが来たら・・・
怖いよ・・・

ご飯作ろう・・・
コトッコトッグツグツ
5時意外と時間の流れって遅いんだね。
そんなことを思いながら私は外を見る

千鶴
平助君?

外を見ると平助君が外を走っていた
こんな朝早くからいつも走ってるんだ・・・
すごいな。そう言い残して私は親の部屋に行く。そこで私は古びたアルバムをみつけた。

千鶴
これ、は?私のアルバム?
パラッ
なんで?なんで何もないの?

まるで私が最初からいなかったかのように
アルバムにはなにもうっていない

千鶴
お母さん・・・お父さん・・・
寂しいよ・・・

ピーンポーン

千鶴
誰?こんな時間に・・・
はーい

??
千鶴!
合いたかった!
千鶴
え?だれ?

そこには私と顔の似ている男の子?がいた
背の高さも私と一緒で何もかもが同一していた。まるで双子のように

??
もしかして覚えてないの?
俺は薫だよ?
お前の双子の兄の!
千鶴
薫?

そうだよ!お前の兄さんだよ!

嬉しいのかな?
家族がいた事は嬉しいでも、覚えてないの
何もかも


これから一緒に暮らそう!
もう、寂しい思いをさせないから
千鶴
本当に?

あぁ、本当だよ!
あ、ちゃんと証拠もあるよお前の片腕に印があるだろ?俺も片腕に印がある。これは雪村家の印だから兄弟である俺達の印だ!

本当だ・・・私も片腕に印がある生まれつきのものだと思っていたけどそうだったんだ
少し嬉しいかも


立ち話もあれだし入ってもいいかな?
千鶴
あ、ごめんね上がっていいよ、
平助
ん?千鶴?と誰だ?
千鶴によく似ているような

もう朝か・・・
ご飯の匂い千鶴のつくったご飯食べてもいい?
千鶴
いいけど?

じゃあ一緒に食べよーピクッ
チッ来たか・・・
ごめん、千鶴今日約束があったんだ
もう、時間だから行かなきゃ
また、来るよ
千鶴
え?うん、わかった

またね・・・
千鶴
うん

ご飯食べよう
あと1時間で約束の時間だし


はぁはぁたったったったっ!
ッ!まだ、おってくるのか!
千鶴の方にはいってないようだな。
良かった・・・
??
薫様、お屋敷に戻られましょう?
旦那様方が薫様をお待ちですよ?

嫌だね。どうせお前らは俺より千鶴が目当てなんだろう?俺はただの千鶴の面影だ・・・
そんなのゴメンだね
??
薫さま。旦那様はあなた様のことを大事にされていますよ。自分で面影だなんておっしゃらないでください。
??
ハッ!

カハッ!ッ!くそ・・・
??
行きますか・・・
ピロロロ♪ピロロロン♪
もしもし、今から、これる?
緊急事態発生したんだよ

えっ!?
どうしたの?

来たら分かるからお願い!

うん!急いでいくね!

お願いね!

ツーツーツーツー

ここだったよね?
ピーンポーン
はーい
千鶴ちゃんいらっしゃい!
入って入って!
うん!

相変わらずでかいお屋敷だな・・・

お千
あ、千鶴ちゃん
どうしよーう!
お鈴の好きな人がわからないよー!
千鶴
えっ!?そんなこと
お千
そんなことってなによー!
千鶴
ごめんごめん
お千
お鈴連れ出して、適当に好きな人おしえてもらって!?
千鶴
えぇー!?
お千
このとうり!
千鶴
わかったよー