「さて、揃ったみたいですね。お兄ちゃん、出てきて~」


ミリアに呼ばれて出てきたのは黒髪で白いTシャツに黒ズボンという部屋着みたいな格好をした人だった。


顔はミリア同様綺麗に整っている。


目はミリア似かな?


「お兄ちゃんの海里です。」


「―――ども。」


カイリは小さな声で頭を少しだけ下げた。


私達10人もお互いをキョロキョロ見ながらお辞儀をした。