ご飯を食べ終わり、メイドを内線電話で呼び、お皿を引き取ってもらうと。
メイドが出て行ってすぐ、お父様がわたしが返事もしていないのに入ってきた。
「見つけたぞ、彼の両親」
お父様はわたしのベッドで眠るシエルを見て驚くも、すぐにいつもの王らしい威厳のある表情に戻った。
「シエルはどこに住んでいるの?」
「ここから北に行った先にある、ノール村に住んでいるらしい。
徹夜で調べた結果、ノール村にご両親が暮らしている。
連絡をしたら、ここまで迎えに来るそうだ」
「そうだったの。
何時頃ご両親はいらっしゃるの?」
「もう1時間ほどでやってくるだろう。
それまでに最後のお別れをしておきなさい」
「わかったわ」
お父様が出て行き、わたしは現実を知る。
シエルとの別れは、もう、すぐそこだ。



