心に届く歌







吐き始めたシエルの背中をさする。

ドクの言う通り、食べることに拒否感を出しているのかもしれない。

だからシエルはこんなにも痩せているのかな。





「はぁっ…は、ぁっ……」


「辛かったねシエル。
よく頑張ったわ。

横になっていて良いわよ」


「でもっ……」


「大丈夫。
傍にいてあげるから」




シエルはわたしの言葉のどこに安心感を見つけたのか、

そっとベッドに横になり、目を閉じ眠りに落ちた。




「……やっぱりわたし、あなたと別れたくないな」



わたしはスクランブルエッグが乗った白ご飯を食べた。

わたし好みの甘い玉子のはずなのに、何故かしょっぱく感じた。