シエルの熱は、太陽が顔を見せ始めた頃、ようやく下がった。 すぐにぬるくなってしまうタオルを変え続けていたわたしは、一睡もすることなく朝を迎えた。 眠いけど、とても嬉しかった。 初めて出来たお友達を助けることが出来たから。 でも嬉しいのと同時に、酷く辛くて寂しかった。 今日のお昼で、わたしとシエルはお別れ。 最初で最後かもしれないお友達と一生のお別れ。 人付き合いを経験してこなかったわたしに訪れた、初めてのお友達だったから。 こんなにも人との別れが辛いことを、初めて知った。