心に届く歌








部屋に戻ると、テーブルの上に書き置きがあった。



【また来る】



汚い字でそう書かれた紙を置いたのは、プーセ。

わたしはグシャリと丸めてごみ箱に投げ、ベッドの上倒れ込んだ。



「シエル……ごめんなさい…」




間違いなく、シエルを傷つけた。

傷つける人から守ると決めたはずのわたしが、シエルを傷つけた。

シエルの泣き声が頭から離れない。




「シエルっ……」




わたしは声を殺してベッドの上で泣いた。