心に届く歌








「お義父さん…ボク、もっと真面目になります」


「……」


「お義母さん…ボク、もっと良い子になります」


「……」



シエルの両親は、呆然としていた。




「ね……だから、ね……捨てないで…」




シエルは額から手を離すと、

血で真っ赤になった手とそうでない手で、義父の足を掴んだ。




「お義父さんお願い……捨てないで…」


「……ふざけるなっ!!」




バキッと、

シエルは殴られて床に倒れ込んだ。




「シエルっ!」



急いで駆け寄るも、シエルはやっぱり妖しく笑ったまま義父を見ていた。




「お義父さん……」


「近寄るんじゃねぇよクズが!!」




バキッともう1回殴られるも、シエルは笑って義父へ近づく。

義父はそんなシエルに驚き、何度もシエルを殴り飛ばした。