「どうされましたか? どこか調子が悪いのですか?」 「……ちょっと…たまになるんです…。 もう少ししたら治まりますから……」 気が付いた時から時々起こる、謎の眩暈と息苦しさと頭痛。 眩暈が酷いため目をぎゅっと瞑ると、手にドクさんの固い手が当たった。 「触ってもよろしいですか?」 「……前髪上げなければ、どうぞ…」 「失礼致します」 頬や首回りにドクさんの固い手が触れる。 触れる度体が反応するけど、「この人は自分を傷つけない」と暗示をかけた。