「死んだ!?」 僕は慌てて跳ね起き、母に詰め寄った。 「なんで? なんで言ってくれんかったん!?」 すると母はリンゴをポロッと落とした。 「あんた何言っとん! 縁起でもない!」 「あんたが言ったんだろ!」 すると母は首を傾げた。 「検査よって言ったんよ?」 「違うだろ! 死んだって言っただろ?」 母は「死んだ」と「検査」を交互に言って、 「聞き間違えやろ。」 そう言って落ちたリンゴを拾って齧った。僕はどっと疲れ、再び横になった。