『…んっ……』 昨日の目だってそう。…絶望に満ちた目をしてて…俺の手にすがる様に見てたもんな。 然り気無く頬っぺたを触ろうとした時兄貴にその手を制された。 「やめろって。……起きたら可哀想だろ?」 「……ぅん」 兄貴の魔法が切れる訳無いし!ていうか俺を制したくせに、兄貴はルナの髪に触れたりして。 …兄貴は良くてどうして俺は触れちゃいけないのかは謎なんだけど…!! 美味しいとこは独り占めってやつ?