愛し、愛されたのは優しい死神でした。


―コンコンコン―

約束通り、朝早くから昨日の係員さんが再び訪ねてきた。
部屋が空いたからと、案内される事になってしまい…今日から別の部屋になるんだと覚悟を決めるしかなかった。

律さんは眠い目を擦りながら機嫌悪そうに

「今日は気が利かないんだな」なんて言って係員さんを睨みつけていたけど…係員さんは涼しい顔。

「ルナ。キス…」

『えっ…』

キスを要求されても私は部屋の扉の前。
律さんはベッドに座って手招きしてて…