「えっ、でもさ♪あながち合ってるんじゃない?兄貴♪ルナの理性をぶっ壊して―」

ていうかまだ私、お酒飲める年じゃないのにっ…。
それに今だってちゃんと断る気満々だったのになぁ…。

自信たっぷりなお姉様の横で何故か慌てだす律さん。
岳はニヤニヤしながら鼻を鳴らして得意気になってるし。

私には謎な空気で頭が回らない。

―でもこれだけは言える。

『わ…私…美味しくないよ…?』