ん……“ 腕枕 ”…?…腕の枕。 枕が腕…。律さんの腕が枕。 『っ…!!!』 自分の現状にピシッと固まって動かずにじっとして状況を考える。 どうしよう…!でもまだ体は何だか怠いし、思うように動けなそう…。 「クス…俺に背中を向けたら最後だぞ?…掴まえた…♪」 『っひゃ…!!』 ―ぎゅっ― 力一杯抱き締められて喉の奥から切なく息が漏れる。