愛し、愛されたのは優しい死神でした。

 
任務でも何でも…いつもなら俺より早くゲートを開いて突っ走っていくのに
今日はかなり落ち着いた面持ちでその場に立ち尽くしている。

「は…??」

「俺は、ルナの“ 本当の御迎え ”の準備に入るから。兄貴が行ってあげてよ♪」

「お前…」

「俺はルキ姉に頼まれた事があるから、それを準備する♪それに…ルナは兄貴だけを待ってる。…弟の気遣いを察して下さいよ、お兄様」

岳は真面目に言ってるんだろうけど俺には面白おかしく見えて、つい吹き出してしまった。

「フッ…ふふっ…お前にそのキャラはミスマッチ過ぎて、笑いのネタにしかならないぞ…」