愛し、愛されたのは優しい死神でした。


岳の顔は段々と真剣になっていく。それと同時に苛々してる表情にも見える。

「…1つだけ忠告☆…ルナはもっと自分の為に生きるべき。迷ってる暇無いよ。俺が言ってる意味解る―?」

どことなく悲しそうな微笑。その続きの言葉は言わないけど、何を言いたいのか解る。

…自分で理解してるよ。もうあまり長くは生きられないという意味だよね…。数週間前から体調が優れない日が結構あった。

『解ってる…私はもうすぐ…』

「……うん。だからさ思い切って告白してごらんよ♪」

『告白…。ん!?告白っ?!』