律さんが部屋から出ていくとまた不安になった。直ぐに戻ってくると分かっていても心細くて…パジャマを握りしめた。 「お待たせしました」 数分後―。 トレイにティーポットとカップ2組を乗せて律さんが戻ってきた。 『お帰りなさいっ』 「…ただいま。カモミールとラベンダーのハーブティーです。どうぞ」