そのまま、廊下に連れて出る。
「昨日、誰かにつけられてるみたいだったけど、渚に相談しなくていいの?」
と言うと、蓮は天井を見て、ちょっと考える。
「まあ……私の予想通りなら、ちょっと厄介ですけど。
そんなに危険はないはずですから」
と言ってきた。
そんなに危険はないってなに? と思っていると、それ以上の話題を避けるように、じゃあ、と手を挙げ、行ってしまう。
……前から思っていたのだが、蓮と渚は似たところがある。
なにがだろうかな。
ひとつはわかっているのだが、と思ったとき、渚の、
『驚くなよ』
という言葉を思い出していた。
「昨日、誰かにつけられてるみたいだったけど、渚に相談しなくていいの?」
と言うと、蓮は天井を見て、ちょっと考える。
「まあ……私の予想通りなら、ちょっと厄介ですけど。
そんなに危険はないはずですから」
と言ってきた。
そんなに危険はないってなに? と思っていると、それ以上の話題を避けるように、じゃあ、と手を挙げ、行ってしまう。
……前から思っていたのだが、蓮と渚は似たところがある。
なにがだろうかな。
ひとつはわかっているのだが、と思ったとき、渚の、
『驚くなよ』
という言葉を思い出していた。



