「おかしいわね。こんなに沢山生徒たちが残っているのに鍵をかけるなんて……」


森本先生も鍵がかかっていることを確認して、首をかしげてそう言った。


「一旦職員室へ行きましょう。玄関の鍵を取ってこなきゃね」


森本先生にそう言われて、あたしたちは一度職員室へ向かう事になったのだった。