☆☆☆

好きな人が死んでしまっても、悲観している暇なんてなかった。


すぐに外に出て校内での出来事を知らせる必要がある。


細かなことは祐矢先輩がノートに残してくれている。


あたしと空音はどうにか保健室から出て、生徒玄関へと走ったのだった……。