「ね、だから早くこの死体を移動させなきゃ。この教室に死体があるとみんなが混乱しちゃうよ。保健室の死体に混ぜておかなきゃ」


空音の言葉にあたしはゆっくりと岡崎君の死体へと近づいた。


辻本先生とアラタ先輩と祐矢先輩のとった行動の意味が、今ようやく深く理解できたのだった……。