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異変がおきたのはそれからすぐの事だった。
昼食を終えてそれぞれにこれからどうするかを考えていた時、男子生徒が突然青ざめはじめたのだ。
「ちょっと、どうしたの!?」
男子生徒の隣にいた女子生徒が慌てた様子でそう言った。
その瞬間、体育館の中がざわめきに包まれた。
突然顔色を悪くして倒れる男子生徒に、辻本先生が駆け寄った。
「田村、どうした!?」
辻本先生の言葉にあたしは空音と目を見交わせた。
田村先輩という名前には聞き覚えがあったからだ。
直接会話をした事はないが、入学してすぐの時に生徒会長として体育館のステージに立って挨拶していたのを見た。
「田村君、どうしたの!?」
女子生徒は今にも泣き出してしまいそうだ。
「赤川、少し下がっていろ」
辻本先生が女子生徒へ向けてそう言った。
名前を呼ばれた女子生徒はイヤイヤと首を振りながらも、数歩後ずさりをした。
異変がおきたのはそれからすぐの事だった。
昼食を終えてそれぞれにこれからどうするかを考えていた時、男子生徒が突然青ざめはじめたのだ。
「ちょっと、どうしたの!?」
男子生徒の隣にいた女子生徒が慌てた様子でそう言った。
その瞬間、体育館の中がざわめきに包まれた。
突然顔色を悪くして倒れる男子生徒に、辻本先生が駆け寄った。
「田村、どうした!?」
辻本先生の言葉にあたしは空音と目を見交わせた。
田村先輩という名前には聞き覚えがあったからだ。
直接会話をした事はないが、入学してすぐの時に生徒会長として体育館のステージに立って挨拶していたのを見た。
「田村君、どうしたの!?」
女子生徒は今にも泣き出してしまいそうだ。
「赤川、少し下がっていろ」
辻本先生が女子生徒へ向けてそう言った。
名前を呼ばれた女子生徒はイヤイヤと首を振りながらも、数歩後ずさりをした。



