体育館の外は更衣室とトイレくらいしかない。
悲鳴が聞こえてきて体育館を出ると、すぐに倒れている人を見つけた。
白い床に広がる真っ赤な血。
その血に空音が息を飲む音が聞こえて来た。
「空音、大丈夫?」
「う、うん……」
空音はどうにか頷き、スタンガンを両手で握りしめた。
「なんだよこれ……」
倒れている人間に近づき、アラタ先輩が顔をしかめて呟いた。
倒れているのは2人だ。
制服を着ている男子生徒が、先生の上に折り重なるようにして倒れている。
「どうした!?」
その声にハッとして顔を上げると辻本先生たちが階段を駆け上がって来た。
「辻本先生……」
あたしは先生に駆け寄りたい衝動をグッとおさえた。
「これ……どういうこと……」
辻本先生の後ろから走って来た田井先生が目の前の状況に目を見開いた。
森本先生は口をおさえ、涙を浮かべている。
あたしは3人の後ろを覗き込んだが、福田先生の姿がない。
悲鳴が聞こえてきて体育館を出ると、すぐに倒れている人を見つけた。
白い床に広がる真っ赤な血。
その血に空音が息を飲む音が聞こえて来た。
「空音、大丈夫?」
「う、うん……」
空音はどうにか頷き、スタンガンを両手で握りしめた。
「なんだよこれ……」
倒れている人間に近づき、アラタ先輩が顔をしかめて呟いた。
倒れているのは2人だ。
制服を着ている男子生徒が、先生の上に折り重なるようにして倒れている。
「どうした!?」
その声にハッとして顔を上げると辻本先生たちが階段を駆け上がって来た。
「辻本先生……」
あたしは先生に駆け寄りたい衝動をグッとおさえた。
「これ……どういうこと……」
辻本先生の後ろから走って来た田井先生が目の前の状況に目を見開いた。
森本先生は口をおさえ、涙を浮かべている。
あたしは3人の後ろを覗き込んだが、福田先生の姿がない。