「翔平、私は大丈夫。だからそんなに押すの遅くなくても大丈夫。それにしても、車椅子の観覧スペースがあって良かった」
最近、行きたい場所に行く前には、車椅子でも大丈夫か、バリアフリーに対応しているか、前もって調べてから行くようにしている。ここも前もってちゃんと調べていた。
陸上競技場は車椅子での陸上競技もパラリンピックの正式種目なだけあって、どこもバリアフリーには対応している。
ここも、ちゃんと車椅子の観覧席が用意されていて、私たちはそこに向かうことにした。
「すごい、ちゃんと見やすいところに設置してくれてるんだね」
車椅子の観覧席は、ちょうどグランドの真上で選手がよく見える場所。去年は私、あの場所に立っていた。目を閉じて、思い出す。あの場所の空気、風、そして、あの時の気持ち。
やっと、わかった。あの場所は、私の場所じゃない。観覧席、これが私の場所なんだ。ここで精一杯、ハルを応援する。
それが私のやるべきこと。
ううん、やりたいこと。
ちゃんと陸上を見たのは、もしかしたら初めてかもしれない。ハルの出番は、三番目。それまで走る選手をじっとこの観覧席から見ていた。
最近、行きたい場所に行く前には、車椅子でも大丈夫か、バリアフリーに対応しているか、前もって調べてから行くようにしている。ここも前もってちゃんと調べていた。
陸上競技場は車椅子での陸上競技もパラリンピックの正式種目なだけあって、どこもバリアフリーには対応している。
ここも、ちゃんと車椅子の観覧席が用意されていて、私たちはそこに向かうことにした。
「すごい、ちゃんと見やすいところに設置してくれてるんだね」
車椅子の観覧席は、ちょうどグランドの真上で選手がよく見える場所。去年は私、あの場所に立っていた。目を閉じて、思い出す。あの場所の空気、風、そして、あの時の気持ち。
やっと、わかった。あの場所は、私の場所じゃない。観覧席、これが私の場所なんだ。ここで精一杯、ハルを応援する。
それが私のやるべきこと。
ううん、やりたいこと。
ちゃんと陸上を見たのは、もしかしたら初めてかもしれない。ハルの出番は、三番目。それまで走る選手をじっとこの観覧席から見ていた。

