「おい、てめぇらまじキモいんだけど」



私達は体育館裏に呼び出された。


「で?なに?キモいからなに?キモいですけど?」


ポジティブに考えろ!

キモいと言われた。

それほど私の事を見てくれた。




「そーゆー所がイラつくんだよ!」



「イラついてスッキリするならどうぞ?勝手にしなよ。だいたい、それだけを言うために体育館裏に呼び出したの?時間の無駄だよ!」


由香ちゃんはなにも言わない。



「………チッ。行こっ!お前なんて死んじまえ!」





2人だけが残る。



「ごめんね、由香ちゃん」


「大丈夫。私も同じ事思ってたの」



気があう。



「ほんと?良かった。あ、多分これからもいじめられるよ。頑張ろうね!」


「なにを頑張るの〜〜w」


あはは、と笑いあう。





由香ちゃんとならなんでも出来そうな気がする!