そんなこんなでインコお披露目が終了。
「ねぇ、あつ子さん!」
ビクッとした。
「え、あ、はい」
「良かったら今日の帰り、あつ子さんの家に行ってインコを見たいのだけれど」
ぱぁぁあああ
私の顔が一瞬にして笑顔になったと思う。自分で自覚出来るくらい気分が上がった。
「うん!私の家で良ければ!」
そういうわけで、初の人間友達が出来た。
井上うめかちゃん。
飯田あおいさん。
2人。
少し、ハードルが高すぎた。
「え、ねぇなんでインコを買おうと思ったの?」
「名前の由来は?」
「双子って珍しいの?」
「家でもたくさん喋べる?」
質問攻め。
息をするのにいっぱいいっぱいな私は苦笑いするだけだった。