❤嫉妬カレシ日和☁





「真っ赤…痛そう。」

「尻餅ついた時に腕を床に着いちゃったからかなー…」



その時に、きっと擦りむいちゃったんだろうか。


少しだけ腫れちゃったけど。


でも、さっきよりは痛みが消えて楽なの。


床に座った衝動が、すごく全身に響いて痛くて…。


「ごめんねー…僕がちゃんと見ていたら…」

「ううん。私の不注意だから大丈夫だよ!!」



誰のせいでもない。


それよりも俊が“誰かの借りてこよっか。”一言そう言ってくれただけで、本当に心が救われた。



「あのさ…」

「ん??」

「ジャージ無くなったんでしょ。」

「……うん」



その表情は険しかった。



「ハァ…何で恵里香に嫌がらせするのかな。僕に直接すればいいのに。」

「私は大丈夫だから…」