❤嫉妬カレシ日和☁





お姫様抱っこ状態で保健室に。


でも中に先生は見当たらなかった。



「居ないね。とりあえず座りなよ。」

「う、うん!!運んできてくれてありがとう…」



保健室にふたりきっり。


なんだか妙に緊張しちゃう!!



「絆創膏ー…」



ふと、俊の横顔を眺める。


本当に一つ一つのパーツが整っていて…


カッコイイ。


さっきすれ違った女のコ、二人も。



『いいなぁ…渡辺くんにお姫様抱っこされるとか…』

『私もして欲しいー!!』



なんて、うっとりしながら口に出していた。


さすが人気王子!!


嬉しい半面、モヤモヤもしちゃいますがー…。



「腕出して。」

「貼ってくれるのー??」



袖をまくって腕を出す。



「細っ。ちゃんと食べてんの?」

「いやいやっ。俊の方が細いもん!!」



半袖から控えめに出た、長くて細い透き通った腕。


そう言う俊こそ!!


私よりも綺麗で細い。