❤嫉妬カレシ日和☁





ボールに躓いて、床に尻もちをついた。



「痛…っ。」



お尻を摩る。


どうしてボールなんかに躓いちゃったんだろう……。


さっきまで、こんなとこにボールなんて無かったのに。



「恵里香!?大丈夫…!?」

「うん…平気だよ!!少しバランス崩しちゃった」



慌てて俊が駆けつけてくれた。


それも心配そうに。



「ちょっと男子!!ダメじゃん!!女子のとこに飛ばしちゃ…」

「ごめん…」

「宏ちゃんの馬鹿!!」

「うぇっ!?俺のせいーっ!?」



指で回転する佐々木くんのボールが落ちた。


いやいや、きっと佐々木くんのせいじゃないよ。


私の不注意で…。