❤嫉妬カレシ日和☁





「どうした?なかなか待ってても来ないから…何かあったのかと思って。」

「ごめんね……」



下を向きながら俯く。



「…泣いてたの?」



そっと俊の手が頬に触れた。



「どうしたの…黙ってちゃ分かんないよ?」



どうして、そんなに優しいの…??


まるで自分のように心配してくれて。



「…っ…ごめん…泣くつもり…なんて…っ。」

「いいよ。僕の前では泣いて?」



ねぇ…俊。


これは嫌がらせ…なのかな??



「ジャージ無いの?」

「…うん……」

「…そっか。じゃあ、誰かの借りてこよっか。」

「えっ??」



ただ、微笑んだ。


何も聞かず。