「その本、新しいね!?」 よく見ると新品な本ばかり。 「うん!!今日から本の貸出をしようと思ってさ。本棚に並べるとこなんだ。」 「そうだったんだ!!私も並べるの手伝ってもいいかなっ!?」 新しい本を並べたりするのは、とても興奮してしまう。 「手伝ってもらえると助かるよ!!俺だけじゃ並べ終わりそうに無いし。お願い!!」 「うんっ、頑張るね!!」 そのまま黒瀬くんの隣を歩いていた時。 何やら、後ろから騒がしい足音が徐々に近づいてくる。 …何だろう?? 廊下は走っちゃダメなのに。