「ねぇ、恵里香。さっきから目が泳いでるんだけど。どこ見てんの。」 「へっ!?」 どうして、それを……!! 「寝れない?なら、ひざまく…」 「ぐぅーぐぅー…」 ダメダメ…っ。 膝枕だけは絶対に無理!! 「フフ…着いたら起こすから安心して眠って。」 右耳から、そっと聞こえた天使みたいに甘くて優しい声。 これはきっと俊が呟いた声だ。 でも私はいつの間にか、俊の肩に乗せているのが気持ち良くなってたらしく眠ってしまった。