そんな彼に私は去年の夏祭りで、告白を受けて。 正直、驚いたかな……。 『僕…ずっと恵里香に恋してました……』 『その花が咲いたみたいに笑う笑顔。ずっと頭に残ってて。いつの間にか恵里香の魅力に吸込まれてたっていうか……』 『きっと僕のことなんて全然好きじゃないと思うんだけど、だけどね?僕決めたんだ。告白しなきゃって。フラれても悔いは残らないから。』 花火がヒューっと鳴り響いたと共に私の心臓もドキドキとなっていた。