❤嫉妬カレシ日和☁





わぁ…。


外はまだ異常なくらい暑い。



「あれ~恵里香ちゃん?」



後ろから聞き覚えのある声がした。


慌てて振り向けば、



「佐々木くんっ!!偶然だね!?」

「いや、お見舞い行こうかと思ってさ。」



制服を着た佐々木くんが私を呼んでいた。


えっ??


でもなんで制服なんだろう。


今は夏休みで学校も休みだし~…。


何かあるのかな??



「お見舞い私も行ってきたんだよっ」

「マジか…どんな感じ?」

「眠ってた…」

「そっか…まぁー渡辺のことだ。元気になってまた話せるさ。」



佐々木くんの笑顔は、さっきの向日葵みたいに綺麗。


堂々としてて勇気づけられる。



「あっれー?山本さんじゃん。」

「嫌だ…渡辺くんを危ない目に合わせたんでしょ?彼女だったら、しっかり守れっつーの。」



あの二人って…確かプールの時のコ達だ…。


ちょうど反対側の道を歩いていた。