「ねぇ、俊。向日葵持ってきたんだよ!!ほら、綺麗でしょ??花瓶に入れて飾っとくね」
テーブルに置いてある花瓶に、そっと向日葵を立てた。
「俊にも早く見せたいな…この向日葵」
目を覚ますまで、私が毎日お水あげるね。
そしたら絶対に見せてあげられる。
「ごめんね……」
そっと俊の頬を撫でる。
「こんな風になる前に何か無かったのかな…って毎日責めちゃうんだよ??」
ねぇ…俊。。。
早く目を覚まして、笑ってよ…。
「お昼だから今日は私帰るね。また明日も来るから!!バイバイ」
眠ってる俊にそう伝えてから、病室を出た。



