可愛いだなんて!!
ちっとも私には当てはまらないけど……
大好きな俊に言われるのは、やっぱり嬉しい。
「フフ。顔真っ赤だよ?」
「うっ…俊さんのせいだもん…っ!!」
「そうだね。」
「…うん……」
頭を撫でてくれるその手は、本当に温かくて優しい。
ずっと触れていて欲しい…なんて思ったりも。
「あ、えっとー…ラブラブなところ申し訳ないんだけど」
「えっ!?あっ!!ごめんねー!?」
少しだけ困ったような表情で、亜莉朱ちゃんが私の方へと体を向いていた。
恥ずかしい……っ!!
み、見られてたよね!?
「これね、プリント。」
「ありがとう!!」
花火大会かぁー。
もう少しで夏の季節だもんね。
早いなぁ!!



