❤嫉妬カレシ日和☁





「でもまだ彼の意識は戻らないままでね。今も病室で眠り続けている。」

「先生にとって…ただの病人でも…私にとってかけがえのない大事な人なんです…っ」



初めて、特別な大切な人が出来たのに…。


どうして事故なんかで…


失わなきゃいけないのっ??



「ちょっと!!貴方…白衣を掴まないのっ!!ねぇ??せんせ…」



看護師さんが私の腕を勢いよく突き離す。



「そんなに不安な想いを抱え込まなくても大丈夫だよ。彼のことをずっと願っていれば、必ず奇跡は起こるさ。」

「はい…」

「私にとって関わってる全ての病人は大切な人だ。何が何でも最後まで支えていくつもりだよ。」



また歩き出す先生に私はペコッと会釈をした。