❤嫉妬カレシ日和☁





ねぇ…俊。


私があの時、止めていれば…


一緒に行っていれば…


こんな風には、ならなかったのかな…。



「……ちゃん!」



ごめんね…。


彼女なのに守ってあげられなくて。



「恵里香ちゃん…!」



薄らと聞こえる声に気づいて目を開けた。



「佐々木、くん…??どうして…ここに…」

「起きた?いや、心配で俺だけ病院に来たんだ。」



いつの間にか、隣に座ってた佐々木くんは私の名前を何度も呼んでいた。



「っ!!俊はっ!?」

「落ち着いて…」



さっきまで照らされてた赤いライトは、もう消えていた。