「僕は恵里香の行きたいとこに連れて行ってあげたいの。」 「へ??私の行きたい…とこ??」 「当たり前でしょ。誰も僕が行きたいとこ行きたくないし。」 「全然っ!!むしろ私が行きた……、」 言葉の途中で、俊の表情はニコニコで……。 普通の笑顔じゃないっ!! こ、怖いですー…。 「じゃあ、わたあめ食べたいっ!!」 「わたあめ?」 「うんっ!!最近、テレビでやってて気になってたの」 「へぇー。いいよ。行こ。」 良かった!! いつものクールな表情に戻ってくれて…