「そういう恵里香も僕は好きだな。」 「えへへ…、ありがとう!!」 いつもは制服の俊ばかり見てるけど、私服姿もまた一段とカッコイイ。 黒いVネックのシンプルな半袖に、首からかかったネックレス。 それも十字架の!! チェックのズボンも俊に、すごく似合っている。 ううん、違う。 きっと俊は何でも着こなしちゃうんだ!! 「じゃあ、行こうか。」 「うんっ!!」 手をギュッと繋ぎながら、パステルな街を歩いた。