休み時間も頭は、宙に浮いてふわふわ。 「おぃ…渡辺…お前なんかしたのか?」 「知らないよ…」 コソコソと話す二人。 そっか…。 何も言ってないから、知らないのも当たり前だけど…… 気づいてないんだね。 「ねぇ、恵里香ちゃん。」 「…ん??」 真剣な顔で話しかけられた。 何だろう?? もしかして、無視しちゃってるから?? 「今日のお昼。一緒に食べたいな。」 「お昼…??いいよ!!」 笑顔で『ありがとう』と言うと前を向いた。 お昼かぁ。誘われるなんて珍しいな。