❤嫉妬カレシ日和☁





「タオル忘れてたでしょ?」

「あ、ありがとう…!!」



どうやら俊に変わって、隣の佐々木くんが渡してくれた。


今の私は無視してるなんて、最低な行為だけど……。


でも、しょうがないでしょ…??


心が痛いんだもん…。



「静かにしろー。授業始めるぞ。」



授業を聞いても、頭の中は真っ白。


何も頭に入らなくて。


ただただ黒板の文字をノートに写した。



「恵里香ちゃんプリント…」

「えっ!?」



後ろを向いてた亜莉朱ちゃんに、全く気づかなかった…。



「ごめんね…」

「ううん。大丈夫!!気にしないで~」



ねぇ、俊。


他の異性から触れられても何も思わないの??


溢れそうな涙をグッと堪える。