プールが終わって、教室に戻って来た頃。 すごく気まずかった…。 「髪濡れてる女子ってセクシー…」 「うっさい!!この変態野郎!!」 二人のやり取りに少し心が癒される。 「ハァ……」 誰にも聞こえないように、ため息をすると窓を眺めた。 「恵里香。」 後ろから聞こえる大好きな声も。 今は聞きたくない…。