「一族の話で盛り上がるのはいいけど
俺たちのこと忘れてないか?

今後のことについて話したいんだが」

恐る恐る神無月先生は話を遮った

「すいません…
すっかり忘れてました!」

「おいおい、はっきり言わなくても…

よし、自分がSクラスの生徒だと
思ったら俺の話を聞け!
本来なら卒業しているんだがな
いくらアマンティーユに居た間は
公欠にするといっていたが
さすがにこのまま卒業させることは
できない!
そこで特別補習をやる
戦闘と回復についてだけだが
一ヶ月後がお前らの卒業式だ

でもサクリトスの先生を担当に
当てることはできなかった
そこで理事長に許可を得て特別講師を
頼むことにした
ここでその講師を紹介する

まずは戦闘について教えてくれる先生
我らが紅麻国の女王 紅麻・睦月さん

そして回復について教えてくれる先生
我らが紅麻国の国王 紅麻・優翔さん

それでは挨拶をお願いします!」


「おい、俺たちなにも聞いてないぞ‼」
まさか自分のコピー名前を呼ばれると
思っていなかった優翔は慌てていた

「やってくれるよな
言ってないもん
でも理事長は許可してくれたしな」


「とはいえ俺たちだってやることが
いっぱいあって…「その仕事やりますわ
私たちがお役にたてるのならば
しごかせていただきますけど
この頃体を動かしてなくて退屈
してたのよね
久々に楽しめそうね!」
てっおい!
なに勝手に決めてるんだよ
公務はどうする気だよ!」


「公務は任せればいいじゃない
そろそろ二人にもやってもらわなきゃ
覚えるのは早い方が良くてよ
きっと二人なら両立できるはず
というか別に受けなくても問題ないでしょ
ねぇ慶先生?」

「まぁしょうがないか
二人なら完璧だしな
それに公務を覚えることも大事だしな」

そうして一ヶ月の間睦月と優翔が公務に
関われないので代わりに二人で
こなすことになった