自分達の家に戻ると余りの惨さに
結衣は泣いていた
8人はそのうちお前らもやることだ
と言われ後ろから着いていくように言われ
すべての事の次第を見ていたのだった


「同じ人なのに…
ほっほんのすこし戻りたいって
心で思ってただけでしょ
酷すぎるよ
ねぇ緋優、もうやだよ…
帰りたい
助けられないなんて
私たちって本当に無力だね…」


「俺たちは無力なんかじゃない
きっと皆を助けられるんだ
だから頑張るしかないんだ
どんなに辛くても」

そのあと緋優は個人的に集めた情報を
皆に伝えた

早くも研究所から出ている電波が
心を操っていると気づいたのだった
しかしいかにして研究所から出ている
電波を止めるのか
手段がわからなかった
研究所を破壊できれば手っ取り早いものの
そんなことは決してできなかった


何人もの門番がいるからだ
中にも多くの攻撃部隊がいるらしい
とのことだった