いよいよ今日は決戦の日

あれから睦月と緋優は攻撃を合わせる
練習をたくさんした

弥生率いる部隊も光系統の魔法の威力が
格段に上がっていた


ひとつ心配なことは

あれから何一つ情報が入っていないこと
精霊神や王家に関わる人がどれだけ調べても
これ以上にわかることがなかった





「いよいよ戦いの時です
我が国で起こっている問題を
解決できるよう全力を尽くしましょう

それでは行きます!


空間を取り仕切るセルシアよ!
今ここに空間の裂け目を作り
我らを戦いの場所へと導きたまえ!

オープン・ド・クロノスティア‼」


睦月は一度で全員が移動できるように
空間そのものに裂け目を作り
一人づつ裂け目に入るように指示した


最初の一人小鳥遊緋優が行くと
怖がっていた人も一人また一人と
空間の裂け目に消えていった


そして残ったのは見送りに来た
神無月先生
睦月の両親だけとなった


「必ず戻ってきてください…」