キミを想えば想うほど、優しい嘘に傷ついて。

「それで、日向と一緒にパンを買いに購買に行ったと、そういうこと?」


「うん」


「で、限定5個のパンの売り出し日が今日じゃなかったと」


「そう」


「オチが教室に戻ってきて、ふたりで先生にこっぴどく怒られたっていうね。……アンタたち、アホだわ」


「……たしかにアホだね」


あきれ顔の京ちゃん。


反論することはできない。


たしかに、あたしたちは京ちゃんの言うとおりアホだったから。


あのあと、購買に一番に到着したあたしたちが、息を切らしながら新しいパンを頼むと、購買のおばさんは申し訳なさそうな表情を浮かべた。